<キックボクシング:Krush

 63キロ初代王座決定トーナメント>◇30日◇東京・後楽園ホール

 WFCA世界ライト級王者の梶原龍児(34=チームドラゴン)が、63キロ級の初代王者となった。

 準決勝で才賀紀左衛門(22=M&Jキックボクシングジム)に3-0判定勝ちして決勝進出。決勝では、08年K-1甲子園準優勝の卜部功也(20=チームドラゴン)と序盤から激しく打ち合ったが、体力の消耗戦となった試合終盤も手数で上回り、判定2-0で制した。

 東日本大震災の影響で延期となっていた今大会。梶原は「少しでも勇気を与えられる試合をしたかった。トーナメント最年長ですが、オレら30代が頑張らないといけない」とリング上で涙した。