総合格闘技パンクラスは27日、米団体WSOFと業務提携の契約を結んだと発表した。元K-1ファイターのレイ・セフォーが代表を務めるWSOFは選手の定期参戦や運営ノウハウを共有化し、米国で興行の共催やパンクラスのラスベガス大会の開催を視野に世界進出を目指すという。今回の提携を受け、パンクラス王者は自動的にWSOFに出場可能となり、各階級の上位ランカーも推薦で参戦可能になるという。UFCから戦力外となった岡見勇信が移籍したWSOFは、北米を拠点に興行を開催。全米3大ネットワークの1つのテレビ局NBCとも提携している。

 またパンクラスはWSOFと日本でのライセンス複数年契約を締結したことも発表。WSOFジャパンを設立し、14年以降にWSOFに送り出す選手を決めるトーナメントや、WSOF日本大会の開催を計画している。WSOFジャパンの代表も兼務することになったパンクラスの酒井正和代表は「意欲のある、日本の総合格闘家全員にチャンスを与える大会になると思います。各団体のご協力も頂き『目指せ世界』『目指せラスベガス』を行っていきたいと考えています」と団体を通じてコメントした。