<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇神戸ワールド記念ホール

 亀田3兄弟の次男で同級11位の挑戦者、亀田大毅(21=亀田)が王者デンカオセーン・カオウィチット(33=タイ)を3-0の判定で下し、新王者となった。大毅は得意の左フックに加え、左ジャブもヒットさせて優勢に進めた。6、11回には王者がホールディングにより各1点減点。採点は2人が116-110、残る1人が114-112だった。大毅は「デンカオセーンは強かった。その強い王者に勝って夢のよう」と喜びを語った。

 大毅は3度目の世界挑戦で初の王座獲得。昨年10月にもデンカオセーンに挑戦し、判定負けしていた。兄興毅はWBC同級王者で、国内初の兄弟世界王者が誕生した。大毅の通算戦績は16勝(11KO)2敗。国内ジム所属の男子世界王者は7人となった。