WBA世界ミニマム級4位八重樫東(28=大橋)の挑戦を受ける同級王者ポンサワン・ポープラムック(33=タイ)が「歴戦の雄」らしく堂々と来日した。24日に東京・後楽園ホールでの初防衛戦を控えた18日、バンコクから到着。ムエタイで約300試合を戦い、約280勝している戦績を明かした。ムエタイの2大王座の1つルンピニーでミニマム級、ライトフライ級の2階級を制覇。ボクシングでも5度の世界戦を含め27戦を経験するポンサワンはWBAベルトを誇示し到着ゲートから登場。「チャンスがあればKOする」と豪語した。

 タイでは洪水被害が続いており、バンコク在住の夫人と2人の子供をタイ北東部のサッケオにある実家に避難させての来日。「ファイトマネーの30%を洪水被害の方々に寄付する」と王者らしい態度を貫いた。