◆石井慧-井上康生の柔道対決

 石井が井上の階級だった100キロ超級に転向した07年4月、全日本選手権準決勝で対戦。お互い技ポイントがなく旗判定に持ち込まれたが、攻勢を印象づけた石井が判定勝ち。続く同年12月の嘉納杯決勝で再対決し、石井が攻め続け井上の指導を誘って連勝した。06年全日本選手権で、19歳4カ月の史上最年少Vを達成した石井に対して当時、故障欠場で観戦していた井上は石井を「『あいつまた練習やってるよ』ぐらいにしか、あいつのことを見てないヤツは勝てない」と高く評価していた。