東京女子プロレスは29日、都内で記者会見し、上福ゆき(33)が12月26日の後楽園大会「TJPW Year-End Party 2026~上福ゆき卒業スペシャル~」をもって卒業&プロレスラーを引退すると発表した。
上福は今後、「かみーゆと愉快な仲間たち~四角で出会った特級呪物~」(11月27日、後楽園ホール ※上福ゆきプロデュース興行、アジャコング、VENY、飯野雄貴、夏すみれ参戦決定)、「上福ゆき地元凱旋興行(仮)」(12月10日、神奈川・藤沢市湘南台文化センター)といった引退ロードを経て、12月26日のラストマッチとなる。
以下、記者会見での上福の主な一問一答。
-プロレスでやり残したことや、最後までにやっておきたいことは
「やり残したことは正直なくて、常にピークでやらせてもらってるんですけど。(同席したサイバーファイト副社長の)高木(三四郎)さんにこっちも恨みないわけじゃないんで、やられたら絶対やり返したいし、面白い女がいたなっていう証はどっかで残したいし。最後の最後まで『やっぱ一番きれいだな、こいつ』って思われたいっていう気持ちで(引退ロードの中で高木に)挑もうと思ってます」
-引退の理由として「一番イケてる時にやめたいと思った」ということですが、実際に一番イケてると思ったのはいつぐらいですか
「ここ半年ぐらいは数字で言ったらフォロワー数もどんどん伸びたりとか、自分のことを褒めてくれる人がすごく多くなって。もともと私のことを応援してなかったようなファンの人が物販に来てくれて『めっちゃかっこよかったよ』って。いや、お前絶対私のこと好きじゃなかったじゃんみたいなやつが応援してくれたりとかしてくれて。あ、なんか今が一番愛されてるんじゃないかなっていうのを、なんとなくファンの人からも思ったし、SNSでも思ったし。あとなんか上からあんまり怒られなくなったんで。あ、なんかまずいことしてないんだなって思ったら、あ、今が一番イケてるのかなって思いました(笑い)」
-先日プリプリ王座に挑戦して、美容のこともいろいろ話されていて、あの辺で自分が一番輝いたみたいなところはあるんですか
「タイトルマッチは正直そんな輝くきっかけにはならなかったですね。でも、例えばタイトルマッチ一個にしても、ああ、これのために自分はこう気をつけようとか、美容を頑張ろうっていうのはもちろんあって。終わった後もそのモチベが意外と高かったんで。これキリねえなみたいなみたいな。全然(自分のことを)クビにしないんで、団体も。多分あと3年、4年頑張れば続けられると思うんですけど。スロットと一緒で、続けてればもしかしたらまだ当たり続けるかもしれないですけど、もういっかなっていう感じでやめとこうと思いました」
-おモテになる上福選手ですから、引退即電撃結婚みたいなこともあるのでは
「イマジナリー(想像上の)フィアンセみたいなのがいっぱいいるんですけど。やらしい話であんまり言いたくないんですけど、モテてしまうのはしょうがないので。自分、家族がすっごい仲良くて。父と母も今イタリアに旅行に行ったりとかしていて。そういうのを見てたりすると自分もいつか家族を持ったりとか。あんま子供好きじゃないんですけど、子供もどっかでいけたらなとか、ちょいちょいそんなことも思ったりもします。ただイマジナリーの世界なんで。リアルは知らねえっす(笑い)」
-引退して何をするというのは、決めていらっしゃるのですか
「特に考えてないんですけど、プロレス始める時も、プロレスやろうと思って始めたわけじゃないので。何かやればできるんじゃないっていう気持ちがあって。パッと思いつくのは、愛犬がいるんですけど、愛犬がもう老犬になってきて、あいつは一番辛い時に支えてくれたので今度は私がそいつを支えようかなとか。親も年とってきてるし、誰かを支えたり、何かの手助けみたいなことができたらいいなとは思ってます」
-今回の決断をすでに東京女子とかどなたかに打ち明けていますか
「もう選手全員には伝えたんですけど、まあちょいちょい先輩にはちょっと時期とか、どうしようかなーみたいな悩みはちょっと言ったりしてて、辞めるって言った時に山下さんは『マジかー』って言ってました(笑い)。DDTの選手とかもちょこちょこ仲良くしてる人がいるんですけど、みんな『マジで?』っていう感じで、泣いて惜しむとかよりもマジかよっていう感じが印象的でした」
-タイトルマッチは嫌いと公言されている上福選手ですが、引退までの半年間のうちに何かのベルトを取ってチャンピオンのまま引退したいと思ったりしますか
「うるさい、本当に(笑い)。そもそもシングルとかも嫌いだし、ベルトも嫌いだし。マジで一個一個、自分のベルトとかよりも仲間と思い出を作るような楽しい試合にしたいし、ただ自分の自己満(足)だけじゃなくて、東京女子でやってみて面白かったね、上福がいたからこんな試合できたね、みたいな試合はしたいなと思ってます」
◆上福ゆき(かみふく・ゆき)1993年(平5)2月20日生まれ。神奈川・藤沢市出身。東洋大学ミスコンの準グランプリ受賞経験があり、週刊誌等でのグラビアでも活躍。写真集『脚罪』をリリースしたことも。中学から高校にかけて米オハイオ州の現地校への留学経験があり英語が堪能で、プリンセスタッグ王座(パートナーは上原わかな)のほか、シンガポールの女子タイトル「クイーン・オブ・アジア王座」、ベトナムの女子タイトル「VPW認定女子王座」という外国の王座も獲得した。得意技はフェイマサー、ビッグブーツ。173センチ。

