今大会をもって退団・休養に入る桜井麻衣のラストマッチ(6人タッグマッチ20分一本勝負)が行われた。

桜井は「ラヴィアンローズ」の仲間である翔月なつみ、山中絵里奈とタッグを組み、ちゃんよた&ダイアナ・ストロング&ミラ・シュミット組と対戦。最後は桜井が9分16秒、ダイビング・エルボードロップでミラから3カウントを奪い、ラストマッチを白星で飾った。

試合後、大きな「桜井コール」に包まれる中、マイクを握った桜井は対戦相手とパートナーの翔月、山中に感謝を述べると、涙をこらえながらロッシー小川代表とファンへ思いを伝えた。

「旗揚げ当初、未熟で不器用で、いつも裏で泣いていた私に、『大器晩成、大丈夫』って言ってくれた小川さん。小川さんのその言葉に救われて、私はどんなに心が折れそうになる時も、ここでやり続けることができました。そして、いろんな経験をさせてくれたこのリングに私を立たせてくれて、本当にありがとうございました! そして、ファンの皆さん! 私はマリーゴールドのファンの皆さんのおかげで、ここで輝くことができました! ありがとうございました! 突然の発表で、私の本当にわがままではあるんですが、今日で私はこのリングを去ります。でも、桜井麻衣はまだまだ死なない! これからもバラ色の人生を歩み続けます。だから、また会えるその日まで、庶民の皆様、ごきげんよう! ありがとうございました!」

バックステージにはラヴィアンローズ3人で登場し、まず翔月が「こうやってケガなく、すっきりした顔で桜井が最後まで笑顔でやりきったことが、私は本当にうれしいです」と語り、山中も「この3人で並ぶのはいったん今日で区切りになりますが、このバラ色の人生、桜井も言ってたけどこれからも続いていきます。自分のバラ色の人生のための選択を、これからもね、桜井も私もなつみさんもみんなしていって、笑顔でこれからも人生を、プロレスリングを生きていきたいと思います」と話した。

仲間からの言葉を受けた桜井は「私がこの2年半ここで過ごしたことっていうのは本当に大きくって、辞めていった先輩たちにもすごく感謝があって、本当に1個1個の思い出が今の桜井麻衣になってると思います。本当に濃い2年半を経験して、旗揚げ戦を見てくれてた人は、やっぱり『すごい変わったんじゃないかな』と思ってもらえる自信があります。本当にこのリングに感謝しています。ラヴィアンローズはそれぞれこれからもバラ色の人生を絶対に歩んでいくと信じてるんで、皆さんそれぞれのバラ色の人生、歩んでいきましょう!」と呼びかけた。

その後、囲み取材に応じた桜井は「今ちょっとケガとか体調の面っていうのが不安定ではあるので、いったん休養して、体のことを相談して今後を考えていきたいなと今は思っています」「首の頸椎(けいつい)捻挫が、ちょっとまだ引きずってる状態ではあります」と自身のコンディションについて説明。休養期間については「年内は休みたいとは思ってます、個人的には。早く良くなれば、早く皆さんの前に立てるような機会があればいいなと思ってますけど、なるべく早く戻ってはきたいなって思いはあります」と話した。

また、旗揚げから2年半を過ごしたマリーゴールドへの思いを問われると「団体に対しての思いは、やっぱり本当に誰よりも強かったっていう思いはうそじゃないし。マリーゴールド旗揚げしてきてから、本当に業界一の団体にしていきたいっていう思いがある仲間が集まって旗揚げしてきたと思うんですよ。そういう思いの中、でもいろんなところから集まった選手がいる分、それぞれの思いがあると思うので、そこは……2年半やっていく中で、小川さんも言ってた通り、方向性の違いとかもちょっとあったのかなっていうのは思います」と複雑な表情。

それでも「ここでやっぱり私はすごく成長させてもらったので、本当に感謝しかないし、ここに来たことに後悔はないです。すごく今の桜井麻衣を作ってくれたのはこのマリーゴールドだと思ってるので、最後まで本当に貢献したかったし、それにうそはないし、今日もこんなにお客さんが叫んでくれたこと、マリーゴールドの桜井麻衣を愛してくれたことを本当にうれしく思います」と最後は笑顔で振り返っていた。