大相撲の西大関豪栄道(29=境川)が夏場所14日目の23日、「左肩峰剥離骨折で約4週間の加療を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。13日目(22日)に勝ち越しを決めている。

 師匠の境川親方(元小結両国)によると、12日目(21日)に横綱白鵬を首投げで破った一番で負傷したという。親方は「左肩は2カ所で亀裂骨折している。13日目から相撲を取れる状態ではなかった。今は治療に専念するしかない」と述べた。豪栄道は場所前から右肩痛も抱えていた。

 休場は2012年名古屋場所以来4度目(野球賭博関与による謹慎を含む)で、大関昇進後は5場所目で初。14日目の対戦相手、高安は不戦勝となる。今場所の十両以上の休場者は横綱鶴竜ら5人となった。