大相撲の第55代横綱北の湖で理事長も務めた小畑敏満氏(享年62)の死去を受けて、北の湖部屋から名称変更した山響部屋が7日、東京・江東区の部屋で始動した。

 若い衆11人に約2時間、熱血指導した山響親方(元前頭巌雄)は「責任がやっぱり、違う。偉大と思っているけど、それ以上に偉大な人」と、亡き師の存在の大きさを再確認した。亡き理事長の上がり座敷の定位置には、座布団と新聞も置かれた。山響親方は「稽古場は四股が一番。おやじに教えてもらったことを守っていこうと思っている」と話した。稽古後には手を合わせ、新たな1歩を報告した。