大相撲の夏巡業は20日、北海道旭川市で行われ、幕内栃煌山(30=春日野)が大関高安と三番稽古を行った。

 12勝した名古屋場所でつかんだ立ち合いの感覚を生かして、7勝6敗と勝ち越し。それでも「何番かは良いのがあったが、力の入り具合がもうちょい」と実力者は素直にはうなずかなかった。秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)では同部屋の栃ノ心との“争い”だが、1年ぶりの三役復帰の可能性が高い。「そんなに時間もない。しっかりやらなければ」と話した。これで北海道・東北の巡業を終えて、残すは23日からの関東のみとなった。