大相撲の横綱審議委員会(横審)が、横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)に厳罰を求めていく見通しとなった。九州場所千秋楽から一夜明けた27日、東京・両国国技館で全9人の委員が出席して開催。10月25日夜に鳥取市内で行われた酒席で、日馬富士が起こした平幕貴ノ岩(27=貴乃花)への暴力問題について報告を受け、多くの委員から「厳しい処分が必要」との声が上がった。横審としての見解は持ち越されたが、今後引退勧告を含め、厳しい判断を検討する。

<出席した横審委員らのコメント>

 ◆八角理事長(元横綱北勝海) 暴力は絶対に駄目。協会として講習会などで言っているので、絶対に暴力はいけない。1日も早く解決できるようにやっていきます。

 ◆鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜) まだ(全容解明の)途中だから、これからです。(貴ノ岩への聴取は)それが一番の近道。

 ◆岡本昭委員(岡安商事最高顧問) 今日は何もなしや。なし。何もなし。ホンマになし。説明も何もないねん。(進退に)何もない。何もなし。ホンマになし。僕らががっかりしてんねん。

 ◆山内昌之委員(東大名誉教授) (北村)委員長の方から一括して話がありますので。(今日は)横審として議事を粛々と進めただけです。委員長の方からまとめて話があると思います。

 ◆杉田亮毅委員(元日本経済新聞社社長) (北村)委員長が一括で。全て任せています。

 ◆都倉俊一委員(作曲家) 全て(北村)委員長にお任せしています。

 ◆宮田亮平委員(文化庁長官) 僕の中で整理できていないので…。

 ◆高村正彦委員(政治家) (北村)委員長に一任しています。委員長が会見しているのではないですか。