前頭16枚目の朝乃山(23=高砂は昨年がんで亡くなった富山商高の恩師、浦山英樹さんの命日を白星で飾れず2敗目を喫した。

 積極的に攻め続けた輝の上手投げに屈して肩を落とした。「がむしゃらにやったけれど、結果は結果」と悔しさをこらえた。

 昨年の初場所で幕下優勝を決めた翌日の1月21日に浦山さんは亡くなった。遺言となった手紙には「スターになれ」との言葉が記されていたという。「何が何でも勝たないといけない」と意気込んで臨んだが、6連勝から2連敗。「負けた分、明日(9日目)頑張る」と自らを奮い立たせた。