大相撲初場所は28日、東京・両国国技館で千秋楽を終え、15日間全て満員札止めを記録した。東京開催場所では2016年秋場所から5場所連続。「札止め」は定員である1万816人分の入場券完売を意味する。

 暴力問題など不祥事が続く中での大盛況。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「ありがたい。それだけ注目され、期待されているということだ」と述べた。

 懸賞の総本数は1988本で、過去最多を記録した昨年夏場所の2153本に届かなかった。当初の申し込みは2239本だったが、協会担当者によると、白鵬や稀勢の里の両横綱の途中休場が影響したという。