横綱白鵬が9日、春場所(11日初日・エディオンアリーナ大阪)の休場を決めた。途中休場した1月の初場所に続いて、2場所連続は初土俵から18年目で初。初日、2日目の取組を決める、この日の取組編成会議目前まで、初場所で痛めた左足親指の回復を待ったが「左足親指MP関節側副靱帯(じんたい)損傷で全治3週間」と診断された。

 大阪市の部屋で師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が報道陣に対応し「腕が回らずに優勝したことはあったけど足は一番力が入るところ。残念で仕方ない」と話した。白鵬は2月下旬に大阪入り後、5日には友綱部屋に出稽古したが、その後は部屋で軽めの調整や休養に充てるなど、相撲を取っていなかった。通算8度目の休場となった。