大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)での新十両昇進が決まっている若隆景(23=荒汐)が20日、都内の母校・東洋大で行われた化粧まわしの贈呈式に出席した。

 化粧まわしには大学の校章があしらわれており「かっこいいですね」と目を輝かせ、「新たな気持ちで頑張ろうと思う。プロになった実感が出てきました」と気合を入れた。

 夏場所の目標を問われると「まずは勝ち越し」と意気込み、将来の目標を問われると「3兄弟の関取が今後の夢」と抱負を語った。同じ部屋に所属している長男の幕下若隆元(26)、次男の幕下若元春(24)は来場所は幕下上位が濃厚で実力的にも将来、十両昇進の可能性はある。「兄2人と切磋琢磨して頑張りたい」と胸を張った。

 課題の体重増量に向けて「1日4食」で、夏場所までに120キロの体重をあと5キロ増やすという。場所前には地元・福島で行われる昇進パーティーに参加するために帰郷するなど、新十両らしく多忙を極めるが「少しでも体を大きくして頑張りたい」と意気込んだ。