大相撲で6場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が6日、都内で行われた稽古を休み、夏場所(13日初日、東京・両国国技館)の出場に暗雲が垂れこめた。

 弟弟子の大関も視界が開けない。時津風部屋で出稽古した高安は幕下豊ノ島や豊山ら幕内3人と25番。痛みを抱える右肩を気にしてか途中、2度の小休止を挟む“3部制”だったが13勝12敗と苦戦。痛みで顔をしかめたりバランスを崩し転がる場面もあった。「攻め込まれる場面が多く、まだまだ出来上がってない」と現状を説明。今日からの連合稽古は「集中して全力でやる」と気力で臨む。