昨年10月に起きた元横綱日馬富士関による暴行事件に端を発して2月に立ち上げられた、暴力問題再発防止検討委員会の第1回中間報告記者会見が8日、東京・両国国技館で行われた。

 但木敬一委員長は、相撲協会関係者ら約900人からの聞き取り調査を終えたことを発表。調査結果はこれから集約するといい、新たな暴力問題の発覚については「全然ありませんでしたというわけではない」とした。今後は、過去10年の間に協会に在籍していたOBら約1000人に対してアンケートを実施し、9月に2回目の中間報告記者会見を開き、10月に最終報告する見通しだという。