幕内返り咲きを目指す西十両筆頭阿武咲(21=阿武松)が明瀬山を押し出して、7勝3敗。勝ち越しに王手をかけた。馬力がある相手に立ち合いから力負けせず、左手をとられて、とったりを狙われても落ち着いて対応した。

 「立ち合いで距離をとっていたし、何を考えてんのかな、と思ったけど…。しっかり対応できました」。星数について問われると「そうか、7勝か…」と確認するようにポツリ。「これ(7勝3敗)ぐらいがちょうどいい。考えて勝っていたら、横綱になっちゃいます」と笑顔で話していた。