大相撲の土俵における女人禁制問題で、兵庫県宝塚市の中川智子市長(70)が2日、10月にも日本相撲協会を再訪する意思があることを明かした。

 同市長は4月6日の宝塚巡業の際、土俵上でのあいさつを求めて断られたため、同19日に同協会とスポーツ庁を訪問。「セレモニー等においては女性も男性と同じように土俵に上がれるよう、議論をしてほしい」などの要望書を提出。同協会から「外部の意見などを聞いて検討する」などと言質を得た。

 中川市長はこの日、同市内で市民団体主催のシンポジウム「“伝統”と女人禁制 すもうは神事?」に出席。その後、取材に応じ「芝田山親方(元横綱大乃国、現広報部長)には“このまま変わらないならまた来ます”と伝えてあります。この問題にはすっぽんのように食らいつきたい」と話した。