大相撲夏巡業が23日、静岡・三島市で行われ、平幕の豊山(24=時津風)が横綱稀勢の里と三番稽古を行い、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)への意欲を燃やした。

相手は8場所連続休場中とは言え、地力の差からか1勝9敗と完敗。それでも持ち前の鋭く重い突き押しで、何度も食い下がる場面があり「なかなか押し込めなかったけど何回かチャンスはあった。本番でもチャンスはあると思う」と手応えをつかんだ。名古屋場所は12勝と大きく勝ち越し、秋場所では自身2度目の平幕上位が濃厚。西前頭3枚目で臨んだ夏場所は、13敗と上位の壁にぶつかったが「次は自信はある。イメージはできています」と前向きだった。