かど番の大関栃ノ心が頭を抱えた。都内の部屋で平幕の栃煌山、碧山と場所前最後の申し合い稽古を行い6勝7敗。まわしを取った際の力強さは健在だったが、負傷している右足親指の影響により立ち合いは鋭さに欠けた。

仕上がり具合を聞かれても「見ての通り。稽古しても気持ちよくない。ちょっと心配」と肩を落とした。それでも最後は「でも勝つしかないから」と自分に言い聞かせた。