新序出世披露が行われ、来場所から序ノ口力士として番付に載る新弟子3人が紹介された。

緊張した面持ちで土俵に上がった沢田明(16=陸奥)、矢田光音(16=朝日山)、デルザト・コルヴィン龍我(19=錦戸)。紹介のアナウンスを受けると会場から拍手を浴び、四方へ頭を下げた。

沢田は「男らしくてかっこいい」と物心がついたときから力士に憧れを抱いてきた。170センチ、69キロ。スポーツ未経験だが、用具は使わない腕立て伏せなどの自重トレーニングで鍛錬を重ねてきたという。憧れは自身と同じく小柄な体格で活躍中の西十両13枚目炎鵬(23=宮城野)。「7年以内で関取になりたい」と目標を掲げた。

新弟子検査では3人に加えて、昨年の高校横綱アマルトゥブシン・アマルサナー(19=二子山)、アマルサナーとナサンジャルガラ・チンゾリグ(18=東関)の2人も合格。興行ビザ未取得のため、来場所から前相撲を取る。