大相撲の千賀ノ浦部屋が3日、都内で元貴乃花部屋の力士を迎え入れて初めて稽古を行った。

小結貴景勝(22)らが巡業に参加したため、元貴乃花部屋から稽古に参加したのは西幕下21枚目貴公俊(21)ら3人と、以前から千賀ノ浦部屋に所属していた力士4人の計7人。四股やすり足、申し合いなどで汗を流した。千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は現役時代のニックネームだった「ドラえもん」のイラストがプリントされたシャツを着用し、終始穏やかに稽古を見守った。新体制で初の稽古を終え「(元貴乃花部屋の力士が)一緒になっても関係ない。自然体ですよ」と、違和感がないと話した。

しかし千賀ノ浦親方は、貴公俊の下の名前を双子の弟で西十両5枚目貴源治(21)の「賢(さとし)」と呼び間違え。貴公俊に「剛(つよし)です」と笑って訂正されたが、3分後には再び「賢!」と呼んでしまった。千賀ノ浦親方は「(双子の)見分けはつくんだよ。つくけど名前はたまに間違えちゃう」と頭をかいた。