左アキレス腱(けん)断裂の大けがで幕下に落ち、13場所ぶりに関取へ復帰した十両豊ノ島が、休まず前に出る相撲で常幸龍を押し倒し白星発進した。

関取として臨む本場所は平幕だった16年夏場所千秋楽以来。それ以来となる903日ぶりの勝ち名乗りに「土俵入りの時、こみ上げるものがあって涙が出そうだった」と喜んだ。沙帆夫人、長女希歩ちゃんが観戦する前での復活星。「若々しい相撲を取れた。明日からまた冷静に」と引き締めた。