日本相撲協会が22日、大関豪栄道(32=境川)が「右大胸筋上腕骨付着部筋断裂で6週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出し、九州場所12日目から休場すると発表した。

豪栄道はここまで8勝3敗で、前日11日目に勝ち越しを決めていた。師匠の境川親方(元小結両国)によると、7日目の17日、東前頭4枚目正代(27=時津風)との一番で、投げを打った際に負傷。その後の4日間も土俵に上がったことについて「そこは意地でしょう」境川親方。さらに9日目の東前頭5枚目千代大龍(30=九重)、10日目の西前頭5枚目朝乃山(24=高砂)との一番では、2日連続で正対せず左に変化したことについて「ふがいないとは思う」と一言。「本来の相撲ではないし、本人もしたくなかったはず」と弟子を思いやった。

12日目に対戦する関脇御嶽海(25=出羽海)は不戦勝となる。