新関脇の貴景勝(22=千賀ノ浦)が我慢の一番を制し、3敗を守った。2連敗中だった琴奨菊との押し合い。はたきに耐えて、引いた相手を一気に押し出した。

「我慢して我慢して、胸を合わせないようにした」。大関とりの目安となる三役で3場所33勝へあと2勝。13日目の白鵬戦次第では、機運は高まる。「胸を借りるつもりでいきます」と、淡々と話した。