15年初場所以来26場所、4年4カ月ぶりに三役復帰した小結碧山(32=春日野)が、玉鷲に強烈な張り手を見舞って押し出した。

パワフルな押し相撲同士の激突。途中で一瞬、見合う形になった後、右から場内に破裂音が鳴り響く一撃を見舞った。その後、一気に前に出て、頭をつけるようにして押し出した。

張り手を「たまたまです」と言い「相手もこう(下から)来るから、右でいったら、当たっちゃった」と説明。この日の支度部屋で野球の軟式ボールを踏みつけ、割ってしまった巨漢のパワーは、初日から全開だった。