東十両筆頭の豊ノ島(35=時津風)が、2敗目を喫して勝ち越し王手とはならなかった。

琴勇輝の左のど輪に、立ち合いから押し込まれ、懐に入ることができないまま押し出された。「中に入りたかったですね。立ち合いは悪くなかったけど、その後、受けすぎた。いなしたり、何かしようと、意識的に入ろうとすればよかった」と、唇をかんだ。

6勝2敗となり、十両優勝争いは、全勝を守った貴源治に離されたが「とりあえず、早く2つ勝って勝ち越したい」と、後半戦を見据えていた。