日本相撲協会は24日、大相撲名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

幕内昇進は3人で、貴源治(22=千賀ノ浦)はうれしい新入幕を果たした。千賀ノ浦部屋からは18年秋場所の隆の勝以来で、栃木県からは八染、玉ノ富士、北勝力以来、戦後4人目の新入幕となった。再入幕は2場所ぶり復帰の豊ノ島(35=時津風)と、3場所ぶり復帰の琴勇輝(28=佐渡ケ嶽)の2人となった。

十両昇進は5人で、2場所ぶり復帰の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)を除く4人が新十両とフレッシュな顔ぶれとなった。

初めて関取の座をつかんだのは竜虎(20=尾上)、一山本(25=二所ノ関)、木崎海(24=木瀬)、琴鎌谷改め琴ノ若(21=佐渡ケ嶽)の4人。竜虎は尾上部屋からは11年名古屋場所の天鎧鵬以来で、熊本県からは17年初場所の力真以来、戦後33人目の関取となった。一山本は、二所ノ関部屋(旧松ケ根部屋を含む)からは10年夏場所の松谷(現松鳳山)以来の新十両。北海道からは17年秋場所の矢後以来、戦後78人目の関取輩出で、中大からはやはり矢後以来、9人目の新十両昇進を果たした。木崎海は、木瀬部屋からは兄で18年名古屋場所の美ノ海以来。沖縄県からは美ノ海以来、戦後6人目で、日大からも美ノ海以来52人目。先場所十両の兄美ノ海は幕下に陥落し「同時」は来場所以降にお預けとなったが、史上21組目の兄弟関取となった。また三段目付け出しデビュー力士の新十両は小柳(現豊山)、朝乃山、若隆景に続き4人目となった。琴ノ若は佐渡ケ嶽部屋からは14年九州場所の琴恵光以来で、千葉県からは17年九州場所の隆の勝以来、戦後28人目の関取輩出。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)との親子関取は、10年名古屋場所の佐田の海親子以来、史上10組目となった。

名古屋場所は、7月5日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。7日の初日を迎える。