日本相撲協会は24日、名古屋市のドルフィンズアリーナで秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、玉木改め朝玉勢(あさぎょくせい、26=高砂)と魁勝(24=浅香山)の新十両昇進を決めた。再十両は青狼、彩の2人。

朝玉勢の由来は、高砂部屋の「朝」と本名の玉木の「玉」、さらに出身の三重県伊勢市の「勢」。幕下が3年間続いたが、念願の昇進に「やっと上がれた」とかみしめた。近大、入門と同期だった前頭朝乃山は5月の夏場所で初優勝したが「幕内で一緒に土俵入りしたい」と、追いつきたい一心。師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「朝乃山にすぐに追いつくだけの、秘めたものはある」と評価し、今後に期待していた。