昨年11月の九州場所限りで引退した元前頭里山の引退、年寄佐ノ山(38=尾上)襲名披露大相撲が28日、東京・両国国技館で開催された。

29日に断髪予定の荒磯親方(元横綱稀勢の里)もはさみを入れた。1日違いで引退相撲を行うとあって一足先に成功を収めた姿に「プレッシャーがかかりますね」と言いつつ、うれしそうに話した。最後の土俵入りは「最近、下半身を甘やかしているから大丈夫かな」と、冗談めかして話したが「しっかりストレッチしないと」と、ぬかりはない。まげとの別れも間近だが「切ってみないと分からない」と、翌日の心境が計り知れない様子だった。