大相撲の前頭琴奨菊(35=佐渡ケ嶽)が4日、福岡市の福岡県立美術館でトークショーを行った。地元福岡県出身とあって、約300人のファンが集結。

酒をまったく飲めず「奈良漬でも酔ってしまう」などと話すと、驚きの声があがった。さらに、所属する佐渡ケ嶽部屋には差し入れの米がトータル1トンほどあると明かし「床が抜けないように、お米を移動させないといけない」と、定期的に米の保管場所を動かしていると語った。

途中、美声の持ち主の付け人で、序二段の琴真鍋を壇上に上げて、相撲甚句を披露させると、会場はさらに盛り上がった。「勇気と感動を与えられるよう、精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします」とあいさつすると、大きな拍手に包まれ、トークショー後も即席のサイン会を行って、ファンと交流していた。