日本相撲協会は24日、来年1月の大相撲初場所(12初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

先場所、西十両5枚目で11勝4敗(優勝同点)の好成績を収めた霧馬山(23=陸奥)が、待望の新入幕を果たした。陸奥部屋からは08年夏場所の白馬(元小結)以来で、モンゴル出身では今年春場所の大翔鵬(25=追手風)以来26人目、外国出身では49人目の新入幕となった。再入幕は5人。東龍(32=玉ノ井)は2場所ぶり、勢(33=伊勢ノ海)は5場所ぶり、栃煌山(32=春日野)は2場所ぶり、魁聖(33=友綱)は3場所ぶり、徳勝龍(33=木瀬)は4場所ぶりの、それぞれ幕内返り咲きを果たした。

十両昇進は、いずれも復帰の5人。大関経験者の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)は10場所ぶり、小結経験者の千代鳳(27=九重)は13場所ぶりの十両復帰。三役経験者のこの2人は、三段目以下陥落後に十両復帰を果たしたが、これは18年秋場所の常幸龍(31=木瀬)以来の復活劇となった。朝玉勢(26=高砂)は2場所ぶり、美ノ海(26=木瀬)は4場所ぶりの再十両。魁(33=芝田山)は15年初場所以来、30場所ぶりの十両復帰となったが、これは史上4位のスロー復帰となった(1位は浜錦の39場所ぶり)。

初場所は、来年1月10日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。12日の初日を迎える。