横綱白鵬が休場した4日目、鶴竜も惨敗で3敗目を喫した。妙義龍に押し出され、今場所だけで金星3個を配給。「パワーが伝わっていない。全然(自分の)相撲が取れていない」と話し、5日目以降について師匠の陸奥親方(元大関霧島)と相談するか問われ、「そうですね」と認めた。

先場所は「腰椎すべり症」の再発で初日から休場した。腰痛再発防止へ減量に取り組むも「2~3キロのつもりが5キロ(減)。思ったより体重が落ちた」。この日の朝稽古後も「体ができていなかった。場所前の稽古から弱いなと感じていた」と明かしていた。

一場所で3個の金星配給は昨年秋場所以来3度目。過去2度はともに途中休場している。「この相撲じゃ取り切れない」と話し、「しっかり体を作り直さないといけない」と出直す意向も示した。昨年秋場所に続く、横綱不在の危機となった。