新関脇の朝乃山(25=高砂)は、2場所連続で西前頭4枚目正代(28=時津風)に苦杯を喫し、3敗で中日を終えた。突っ張って好機を探ったが、得意と逆の左を差して体を寄せると、体勢十分の正代にすくい投げを食らった。取組後の支度部屋では「(左を差して)強引に出るんじゃなく様子を見れば良かった」と唇をかんだ。

「勝ちたい、勝ちたいという気持ちが出てしまって、投げを食らった。(後半戦も)変わらず自分の相撲を取りたい」。勝負を焦った一番に悔しさをにじませながらも、必死に前を向いた。