日本相撲協会は28日、大関豪栄道(33=境川)の引退、年寄「武隈」襲名を承認したと発表した。同日、臨時理事会を開き、承認した。29日に引退会見を予定している。

豪栄道は9度目のかど番だった初場所で5勝10敗と負け越し、大関からの陥落が決まっていた。千秋楽の取組を終えて「自分の持てる力は全部出し切ったと思います」と話していた。

豪栄道は1986年(昭61)4月6日、大阪府寝屋川市生まれ。本名・沢井豪太郎。明和小1年で市の相撲大会で優勝。小3から道場に入り本格的に始める。小5時に全国わんぱく相撲優勝。埼玉栄では高校横綱となり、境川部屋へ入門。05年初場所初土俵。07年秋場所新入幕。三賞は殊勲賞5回、敢闘賞3回、技能賞3回。得意は右四つ、寄り。通算成績は696勝493敗66休。183センチ、160キロ。