横綱白鵬(34=宮城野)が自ら主催し、第10回の記念大会を迎えた白鵬杯(世界少年相撲大会)が2日、東京・両国国技館で世界から13カ国・地域の小・中学生約1100人を集めて開催された。

午前8時に開会式が行われ昼休みの時間には、元横綱日馬富士と荒磯親方(元横綱稀勢の里)も会場に姿を見せ、集まった選手、観客にあいさつした。

“3横綱そろい踏み”に白鵬は「勝って当たり前の、横綱になった人でないと分からない世界。久しぶりに2人と会って緊張した」と言いつつ、着物を着用しない2人の姿を見て「かっこいい。だんだんスーツが似合ってきた」と笑った。

荒磯親方も両国国技館を使った、高校生の全国大会開催を模索している。親方として「強い力士を育てるのが一番の恩返しだと思う」と、今は部屋付きの荒磯親方に期待。また「違う形で戦えれば。ぜひ(自分が)強いチームを作って『稀勢の里杯』に参加したい」と、新たな夢をかき立てていた。