大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)で2場所連続優勝を目指す東前頭筆頭照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、初日に大関貴景勝(24=千賀ノ浦)と対戦することが決まった。

2人の対戦は17年名古屋場所以来2度目。当時の番付は正反対で照ノ富士が大関、貴景勝が西前頭筆頭だった。3年ぶりの対戦に照ノ富士は「やれることやるだけなんで。別にどうこうってことは全くない」と多くは語らなかった。

照ノ富士が番付を下げている間に、貴景勝は大関まで駆け上がった。24歳の大関の印象を照ノ富士は「もともと地力もありましたし、よう稽古してましたし、上がるなっていうのは分かってた」。復活優勝を果たした先場所と違い、序盤から上位と当たる展開。「逆にどうせ当たる。いつ当たってもいいようにと思っている」と、不安は口にしなかった。

連続優勝が懸かる

「できるなら誰でも優勝したいと思ってますから。そのとき誰が一番頑張ったか、誰が一番調整できたかっていう人が優勝するんじゃないですか」

史上最大の復活劇を果たした大関経験者は、今場所も主役に名乗りを上げる。