関脇正代(28=時津風)が小結遠藤(29=追手風)を下し、初日から3連勝とした。ケンカ四つの相手に対し、得意の右をねじ込みかけたが、巻き返された。だが、かまわず前へ圧力をかけて押し出し。「相手の四つになりたくないと考えていました。巻き替えられる前に自分の形になればよかったけど、巻き替えられてすぐ足が出たので良かった」と振り返った。

今場所前、時津風親方(元幕内時津海)が、協会作成の新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに基づく行動に違反したとして、秋場所を休場、謹慎となった。師匠不在の本場所となったが、正代は自身への影響について「分からないですけど、あんまり今のところ、おかしいなとは感じてないです」と慎重に話した。自身の相撲に集中し、好スタートを切った。