関脇正代が、大関貴景勝との2敗対決を制してトップを守った。

立ち合いは互角で、正代は貴景勝のいなしにも崩れなかった。下から突き起こされても引かず、最後は左から突き落とし。悲願の初優勝に前進した。

新入幕として106年ぶりの優勝が懸かる翔猿は、隆の勝を破って2敗を守った。1914年夏場所の両国以来となる新入幕優勝に、また1歩近づいた。

大関朝乃山は関脇御嶽海を下し、3連敗から10連勝となった。14日目は正代との対戦が組まれ、千秋楽は結びで貴景勝と対戦することが確実。逆転優勝に向けて、引きずり落とすことはできるか。

照ノ富士の休場により不戦勝となった若隆景、宝富士を破った阿武咲も3敗を守り、優勝戦線に残った。

正代、翔猿が2敗でトップを守り、貴景勝、朝乃山、若隆景、阿武咲の3敗勢4人が1差で追走する。

14日目に貴景勝は翔猿と、朝乃山は正代と対戦する。