大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(28=時津風)が21日、横綱白鵬に三番稽古で圧倒された。東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、白鵬に指名を受けた三番稽古で1勝19敗。「ちゃんとぶつけられていないような感じ」と、立ち合いの圧力を伝えられなかった。

前日20日の反省を生かし、三番稽古の前は申し合いに参加して体を温めた状態で臨んだ。「(本場所の感覚と)違いますね、稽古場は。とりあえずけががなくて良かった」と言葉少な。元気なく国技館を引き揚げた。

16日の初日から前日20日まで合同稽古に参加していた大関貴景勝は欠席した。