第98回全国学生相撲選手権が7日、埼玉県立武道館で行われ、個人戦で日体大のデルゲルバヤル(4年)が初優勝を果たし、学生横綱に輝いた。

準々決勝では18年に同大会を制した中大の菅野陽太(4年)、準決勝では昨年の全日本選手権で準優勝だった日大のイェルシン(4年)に勝って決勝進出。決勝では中大の西川登輝(4年)をはたき込みで破った。

NHKのインタビューに応じたデルゲルバヤルは「うれしい。最後の年だったので自信を持って当たった」と笑顔を見せた。大相撲の幕下15枚目格付け出しの資格を獲得したが、「まだ(12月に東京・両国国技館で行われる)全日本(選手権)がある。全日本が終わったらお相撲のことは考える」と今後の進路については未定とした。