人気業師の東十両13枚目宇良(28=木瀬)が“居反り不発”で5敗目を喫した。

若元春に押し込まれた土俵際で相手の左脇に頭を入れて反り技を狙ったが、決めきれずに押し出された。5日目の旭秀鵬戦以来2度目となる居反りに期待が集まったが「うまくいかなかった」と振り返った。

12日目に17年春場所以来3年半ぶりとなる十両での勝ち越しを決めた。2桁白星の可能性を残すだけに「(2日間)勝つつもりで頑張る」と意気込む。

同部屋の志摩ノ海が、幕尻で11勝1敗の好成績で優勝争いの先頭を走っている。「すごいと思います」と刺激を受けつつ、自身も十両優勝を目指す。