大相撲初場所千秋楽を左手骨折で休場した十両勢(34=伊勢ノ海)が2月初めに手術を受けていたことが7日、分かった。電話取材に応じた師匠の伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨)が明らかにした。

勢は東十両13枚目だった初場所14日目の大翔鵬戦で左手を負傷して、千秋楽で「左母指中手骨脱臼骨折」との診断書を提出。6勝9敗で場所を終え、春場所での幕下陥落が濃厚となっていた。師匠によると、勢は稽古場には降りず治療に専念。春場所出場の判断については「けがが癒えたら話していく」と、現時点では未定とした。