十両以上の取組で1度も「寄り切り」の決まり手が出なかった。

十両の初口で西十両14枚目一山本が東幕下2枚目王鵬をはたき込みで下すと、34番後の結びの一番で横綱白鵬が小結大栄翔を寄り倒すまで「寄り切り」が出なかった。

「寄り切り」は相手に体を密着させて、前か横に進んで土俵の外に出して勝つ決まり手。日本相撲協会公式ホームページによると、82手ある決まり手の中で、過去5年間で最も多く登場したのは「寄り切り」で全体の25・3%を占めている。次点が25・2%の「押し出し」で、3位に8・1%の「はたき込み」が続く。

この日、十両以上の35番の取組で最も多かったのが「押し出し」で13回、次いで「はたき込み」が5回となっている。