かど番脱出を期す大関貴景勝(24=常盤山)が、今場所初黒星を喫した。

平幕の若隆景に対して立ち合いから押し込んでいったが、粘る相手を左からのいなしで崩そうと試みるも不発。最後は右を差されて寄り切られ、2勝1敗となった。

「修正していかないといけない。また明日に切り替えて、明日は明日の一番なので、それに向かっていきたい」と、4日目以降を見据えた貴景勝。白鵬が休場したことで両横綱が不在となり、出場最高位となったことについては「しっかり自分は自分の相撲に集中してやるしかない」と話した。

NHK大相撲中継のリポートによると、支度部屋に戻った際に鏡で自身の左胸付近を見つめ、ぐるっと肩を回す動作があったという。左胸は19年秋場所の優勝決定戦で負傷した箇所だが「大丈夫です。何もないです」と説明した。