日本相撲協会は23日、春場所11日目の取組を発表し、左ふくらはぎの負傷のため9日目から休場していた東十両7枚目宇良(28=木瀬)が再出場することが決まった。

対戦相手は7勝3敗と好調の東十両3枚目千代丸。8日目までに6勝を挙げている宇良は、残り5日間で勝ち越しを懸ける。

宇良は8日目の炎鵬戦で左ふくらはぎを負傷し、春場所9日目の22日、日本相撲協会に「左腓腹部肉離れにより3月場所の休場を要する」との診断書を提出して休場した。

同日に報道陣の電話取材に応じた師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)は「1、2日くらい様子を見ないといけない。両膝をやっているので、ちょっとした力の入れ具合で炎症を起こす。用心して、膝の状態も見て決める」と話していた。過去に負傷した左膝が炎症を起こしている可能性があるとしたが、重症ではなく、11日目以降で再出場させる意向を示していた。