日本相撲協会は3月31日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士2人を発表した。ともに再十両の王鵬(21=大嶽)と大翔鵬(26=追手風)で、新たに関取の座を射止めた新十両はいなかった。

昭和の大横綱・大鵬の孫にあたる王鵬は、今年1月の初場所で待望の新十両昇進を果たしたが、5勝10敗で負け越し1場所で幕下に陥落。だが、3月の春場所は東幕下2枚目で4勝3敗と勝ち越し。1場所での十両復帰を決めた。

モンゴル出身の大翔鵬は、19年3月の春場所では新入幕も果たし、5場所連続で幕内の座にいたが、昨年初場所から十両、さらに同11月場所で幕下に陥落。陥落後、3場所目の幕下となった3月の春場所は、西幕下2枚目で5勝2敗の成績を収め、4場所ぶりに関取復帰となる再十両を決めた。