日本相撲協会は26日、既に方針を固めていた大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の、初日から3日間の無観客開催を正式に発表した。

23日から大阪、兵庫、京都、東京の4都府県に新型コロナウイルスまん延防止のための緊急事態宣言が発出され、その要請事項の中にイベントの無観客開催が含まれていることを勘案し、宣言期間(25日~5月11日)にかかる夏場所の初日から3日目(5月9日~11日)までの3日間を、無観客開催に決めた。

無観客開催は、全日程で実施した昨年春場所以来2度目で、東京場所では初めてとなる。緊急事態宣言下での本場所は今年1月の初場所、3月の春場所で、ともに上限5000人の有観客で実施。今場所も同様に実施予定だった。

既に前売りされている入場券の払い戻し方法は後日、発表する。4日目以降については、現状では予定通り有観客で開催するが、チケット販売(チケット大相撲)は27日午後5時で売り止めする。また4日目以降の入場券発売開始日は、5月8日から11日に変更する。なお、大相撲中継(NHK、Abema配信)は通常通り15日間、行う。