日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

現役時代に“ロボコップ”の愛称で人気を博した、元小結高見盛で八角部屋付きの東関親方(45)が、「東関大五郎」から「東関精彦(せいけん)」に改名した。

東関部屋は、ハワイ出身で高砂部屋付き親方だった12代東関親方(元関脇高見山)が、86年2月に高砂部屋から分家独立して東京・東駒形に再興。本名の渡辺大五郎から「東関大五郎」として師匠を務めた。部屋を継いだ13代(元前頭潮丸)も東関大五郎として師匠を務めた。19年12月の死去後、14代を継いだ現親方も本名(加藤精彦)から付けた「振分精彦」から「東関大五郎」を襲名した。だが3月の春場所を最後に部屋を閉鎖。力士とともに移籍した八角部屋の部屋付き親方を務めている。